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解体工事と火災保険|解約のタイミング・届出・見落としがちな注意点

解体工事が決まったら火災保険はどうする?解約のタイミングと注意点

解体工事が決まった際、意外と見落とされがちなのが「火災保険の解約手続き」です。「いつ解約すればいいの?」「工事中は補償されるの?」「解約するとお金は戻ってくるの?」など、疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

この記事では、解体工事における火災保険の解約タイミング、手続き、注意点について解説します。

火災保険の解約タイミングは「解体完了後」がベスト

結論から言うと、火災保険の解約は解体工事が完了してから行うのがベストです。工事前や工事中に解約してしまうと、万が一の火災や自然災害で建物が被害を受けた場合に補償が受けられなくなります。

タイミング火災保険の状態リスク
解体工事前継続中解約不要。保険はそのまま維持
解体工事中継続中解約すると工事中の火災等が補償されない
解体工事完了後ここで解約建物がなくなったため保険の対象がなくなる

解体工事中に火災保険が役立つケース

「どうせ壊す建物だから」と思われがちですが、解体工事中にも以下のようなリスクがあります。

工事中の火災

解体作業中にガス管の損傷や電気系統のショートで出火するケースがまれにあります。工事業者の保険でカバーされる部分もありますが、施主側の火災保険が有効であれば二重の備えになります。

自然災害による被害

解体途中の建物が台風や強風で倒壊し、隣家や通行人に被害を与えた場合、火災保険の風災補償や個人賠償責任特約が適用される可能性があります。

解約手続きの流れ

手順内容
①解体完了の確認解体業者から工事完了の報告を受ける
②保険会社に連絡「建物を解体したため解約したい」と伝える
③必要書類の提出保険証券・解約届(保険会社の書式による)
④解約返戻金の受取残存期間分の保険料が返金される

解約返戻金について

火災保険を期間の途中で解約した場合、未経過分の保険料が「解約返戻金」として返金されます。長期一括払いで契約している場合は、残りの期間が長いほど返金額が大きくなります。ただし、返金額は単純な日割り計算ではなく、保険会社ごとの「短期率」に基づいて計算されるため、支払った保険料の残存期間分がそのまま返ってくるわけではありません。

建て替えの場合の火災保険

建て替えの場合は、解体後に新築工事が始まるため、対応が少し異なります。

旧建物の保険を解約 → 新建物で新たに加入

解体完了後に旧建物の火災保険を解約し、新築完成時に新たな火災保険に加入するのが一般的です。新築工事中の火災リスクについては、施工業者(ハウスメーカー・工務店)が建設工事保険に加入しているのが通常ですので、施主側で別途加入する必要はありません。ただし、念のため施工業者に保険の加入状況を確認しておきましょう。

地震保険も忘れずに

火災保険に地震保険を付帯している場合、火災保険の解約と同時に地震保険も自動的に解約されます。別途の手続きは不要ですが、新築の際には改めて地震保険の付帯を検討しましょう。

まとめ

ポイント内容
解約タイミング解体工事が完了してから解約する
工事中火災保険は維持。工事中のリスクに備える
解約返戻金未経過分が返金される。長期契約ほど返金額が大きい
建て替えの場合解体後に解約→新築完成時に新たに加入

株式会社心和では、解体工事に伴う各種手続きについてもアドバイスしております。千葉県内で解体工事をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。