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解体工事の工期はどのくらい?日数の目安と工事の流れを解説

解体工事はどのくらいの期間がかかる?

建て替えや土地売却を計画する際、解体工事にかかる期間を把握しておくことは非常に重要です。工期を見誤ると、新築工事の着工が遅れたり、引き渡し日に間に合わなくなったりするリスクがあります。

この記事では、建物の構造・規模別の工期目安と、契約から完了までの全体の流れを解説します。

建物の構造・規模別 工期の目安

構造 延べ床面積 解体工事の工期目安
木造 〜30坪 7〜10日
木造 30〜50坪 10〜14日
鉄骨造 〜30坪 10〜14日
鉄骨造 30〜50坪 14〜20日
RC造 〜30坪 14〜21日
RC造 30〜50坪 21〜30日

上記は建物本体の解体工事にかかる日数の目安です。付帯工事(外構撤去・整地)を含めると、さらに数日〜1週間程度追加される場合があります。

契約から完了までの全体スケジュール

解体工事は、工事そのものだけでなく、事前準備や事後手続きも含めると全体で1〜2ヶ月程度のスケジュールになることが多いです。

時期 工程 所要期間の目安
1 業者選定・現地調査・見積もり比較 1〜3週間
2 契約・届出手続き 1〜2週間
3 ライフライン停止・近隣挨拶 1〜2週間
4 足場・養生設置 1〜2日
5 内装解体(手作業) 2〜3日
6 建物本体の解体(重機) 構造による(上表参照)
7 基礎の撤去 1〜3日
8 廃棄物の搬出・分別処理 工事と並行
9 整地 1〜2日
10 完了確認・建物滅失登記 登記は1ヶ月以内に申請

解体工事の流れを詳しく解説

①足場・養生の設置

解体工事の初日は、足場の組み立てと養生シートの設置から始まります。養生シートは粉塵の飛散や騒音の軽減を目的としており、近隣への影響を最小限に抑える重要な工程です。

②内装解体(手作業)

建物本体を重機で壊す前に、内装材を手作業で撤去します。建設リサイクル法により、木材・石膏ボード・金属・プラスチックなどを分別して処理することが義務付けられているためです。この工程を「分別解体」と呼びます。

③建物本体の解体(重機作業)

内装解体が完了したら、重機を使って建物本体を解体します。通常は屋根から順に上から下へ壊していきます。この工程が最も騒音・振動が大きくなります。

④基礎の撤去

建物の上部構造を解体した後、コンクリート基礎を掘り起こして撤去します。基礎が深い場合や杭基礎の場合は、この工程に時間がかかることがあります。

⑤廃棄物の搬出と整地

解体で発生したコンクリートガラ・木くず・鉄くずなどの廃棄物をトラックで搬出し、最終的に土地を整地します。整地のレベル(粗整地・仕上げ整地)は事前に業者と打ち合わせておきましょう。

工期が延びる5つのケース

以下のケースでは、当初の工期よりも延びる可能性があります。スケジュールには余裕を持たせておくことが大切です。

①天候不良:雨天が続くと重機作業ができず、工期が延びます。特に梅雨時期(6月〜7月)や台風シーズン(8月〜10月)は影響を受けやすくなります。

②アスベストの発見:事前調査で見つからなかったアスベスト含有建材が解体中に発見された場合、工事を中断して除去作業を行う必要があり、数日〜数週間延びることがあります。

③地中埋設物の発見:古い建物の基礎・浄化槽・井戸などが地中から出てきた場合、撤去に追加の時間と費用がかかります。

④道路条件が悪い:前面道路が狭く大型重機やトラックが入れない場合、小型重機や手作業が中心になり、通常より工期が長くなります。

⑤近隣からのクレーム対応:騒音や振動に対する苦情が入った場合、作業方法の変更や作業時間の短縮が必要になり、工期に影響することがあります。

工期を短縮するためにできること

施主側で事前にできる準備をしておくと、工事がスムーズに進み、結果的に工期の短縮につながります。

残置物を事前に片付ける:家具・家電・生活用品を事前に処分しておくと、内装解体の手間が減り、工期短縮につながります。

ライフラインの停止を早めに手配する:電気の引込線撤去に時間がかかるケースがあるため、早めに手続きを進めましょう。

繁忙期を避ける:12月〜3月は業者の繁忙期で、工事の開始自体が遅れることがあります。スケジュールに余裕がある場合は、閑散期に依頼するのも一つの方法です。

木造住宅の解体手順や工法の詳細は「木造住宅の解体工事の流れと工法」で解説しています。

まとめ

解体工事の工期は、木造30坪で約1〜2週間、RC造では3〜4週間が目安です。事前準備から完了後の手続きまで含めると、全体で1〜2ヶ月の計画を見ておくと安心です。

株式会社心和では、現地調査の段階で工期の見通しを丁寧にご説明し、お客様のスケジュールに合わせた計画をご提案しています。千葉県内の解体工事のご相談はお気軽にどうぞ。