解体工事と隣地境界・境界杭の問題|工事前に確認すべきことと対策を解説
解体工事と境界問題はなぜ起きやすいのか
解体工事では、建物を取り壊す過程で隣地との境界が曖昧になったり、境界杭が失われたりするトラブルが発生することがあります。工事前に境界を明確にしておくことで、こうしたトラブルを防ぐことができます。
境界に関するトラブルの主なパターン
| トラブルの種類 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 境界杭の紛失・損傷 | 重機作業中に杭を踏んだり、移動させてしまう | 工事前に杭の位置を写真で記録・養生する |
| 越境解体 | 境界が不明確なまま工事を進め、隣地を削ってしまう | 事前に測量・境界確認を行う |
| ブロック塀の帰属争い | 境界上にあるブロック塀をどちらが所有するか不明確 | 工事前に隣地所有者と書面で確認しておく |
| 工事後の境界不明 | 建物撤去後に目印がなくなり境界がわからなくなる | 工事前に公図・境界確認書を取得しておく |
工事前に確認すべき境界関連の書類
①公図(法務局で取得)
土地の形状や隣地との位置関係を把握するための基本的な図面です。
②確定測量図
隣地所有者との立ち会いによって確定した境界を示す図面です。これがあれば最も信頼性が高いです。
③境界確認書
過去に隣地との境界を確認・合意した書面です。ない場合は、解体前に隣地所有者と話し合い、書面で確認しておくことをおすすめします。
境界杭の種類と確認方法
境界杭にはコンクリート杭・金属鋲・プラスチック杭などがあります。地面に埋まっているため、草や土に隠れて見えないこともあります。工事前に土地家屋調査士に依頼して確認してもらうと確実です。
解体業者への依頼時に伝えること
- 境界杭の位置を事前に伝え、保護するよう依頼する
- 境界線ギリギリまで解体が必要な場合は、事前に隣地所有者の了承を得る
- ブロック塀・フェンスの帰属について事前に確認しておく
境界が不明な場合の対処法
境界が不明確な場合は、土地家屋調査士に依頼して「境界確認測量」を行います。費用の目安は30万〜60万円程度です。解体工事とは別に発生する費用ですが、トラブルを防ぐための重要な投資です。
よくある質問
Q. 解体工事中に境界杭がなくなってしまったらどうなりますか?
A. 業者の過失の場合は業者負担で再設置することになります。工事前に杭の位置を写真で記録しておくことが重要です。
Q. 隣地所有者が境界確認に応じてくれない場合はどうすればいいですか?
A. 土地家屋調査士や弁護士に相談の上、筆界特定制度(法務局に申請する制度)を利用する方法があります。
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株式会社心和では境界に関するトラブルを防ぐための事前確認を徹底して行っています。千葉県内で解体工事をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。