解体工事に立ち会いは必要?施主が現場に行くべきタイミングと確認ポイント
解体工事に施主は行かなくていい?
「解体工事は業者に全部任せておけばいいのでは?」と思う方は多いですが、施主が現場を確認すべきタイミングは確実にあります。一方で、毎日現場に通う必要はありません。
この記事では、施主が立ち会うべきタイミングと、現場で何を確認すればよいかを整理します。遠方にお住まいで立ち会いが難しい方向けの対処法もあわせて紹介します。
立ち会いが必要な3つのタイミング
| タイミング | 重要度 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| ①工事前の現地確認 | ★★★(最重要) | 30分〜1時間 |
| ②工事中の中間確認 | ★★(できれば) | 15〜30分 |
| ③工事完了時の引き渡し | ★★★(最重要) | 30分〜1時間 |
①工事前の現地確認(最重要)
解体工事が始まる前に、業者の現場責任者と一緒に敷地内を確認します。ここでの確認漏れが、後のトラブルや追加費用の原因になります。
工事前に確認すべきポイントは以下の通りです。
・解体する建物の範囲(隣地との境界、残す構造物の有無)
・残置物の有無と処分方法の最終確認
・敷地内のライフライン(水道・ガス・電気)の停止状況
・隣家との境界にあるブロック塀やフェンスの扱い
・樹木や庭石など、残すもの・撤去するものの区分
・近隣への挨拶の実施状況
特に「境界上のブロック塀」は要注意です。自分の所有物なのか共有物なのかを事前に確認しておかないと、解体後に隣家から「勝手に壊された」とクレームが入ることがあります。
②工事中の中間確認(できれば)
工事の途中で1〜2回、現場を見ておくと安心です。必須ではありませんが、以下のようなことを確認できます。
・工事の進捗が予定通りか
・近隣への配慮(粉塵対策、養生シートの状態)がされているか
・地中埋設物やアスベストなど想定外の問題が発生していないか
・残す予定の構造物(塀・植栽・隣家の壁など)が傷ついていないか
現場を見に行く際は、事前に業者に連絡してから訪問しましょう。重機が稼働中の現場は危険なため、勝手に敷地内に入るのは避けてください。
③工事完了時の引き渡し(最重要)
工事が完了したら、業者と一緒に現場を最終確認します。この確認で問題がなければ引き渡しとなり、残金を支払います。
完了時に確認すべきポイントは以下の通りです。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 更地の状態 | コンクリート片や木材の残骸が残っていないか |
| 整地の仕上がり | 地面が平らに整えられているか。大きな凹凸がないか |
| 境界の確認 | 境界杭や境界標が残っているか。隣地の構造物を傷つけていないか |
| 残す構造物の状態 | 残す予定だった塀・植栽・外構が無事か |
| ライフラインの処理 | 水道管・ガス管の閉栓処理が完了しているか |
| 廃棄物の搬出 | 産業廃棄物が全て搬出されているか |
問題が見つかった場合は、その場で業者に指摘して対応を求めてください。引き渡し後に指摘すると、追加費用を請求されたり、対応してもらえないケースがあります。
遠方で立ち会えない場合の対処法
相続した実家の解体など、施主が遠方に住んでいて現場に行けないケースも多くあります。その場合の対処法は以下の通りです。
①写真・動画での報告を依頼する
工事の進捗を写真や動画で報告してくれる業者を選びましょう。LINEやメールで定期的に現場の状況を送ってもらえれば、遠方でも工事の進み具合を確認できます。
②信頼できる代理人に立ち会いを依頼する
親族や知人に代理で立ち会ってもらう方法もあります。特に工事前の現地確認と完了時の引き渡しは、できれば誰かに代わりに確認してもらうと安心です。
③工事前・完了時だけでも訪問する
工事中の中間確認は省略しても、工事前の確認と完了時の引き渡しだけは現地を訪問することを強くおすすめします。この2回だけであれば、日帰りや1泊で対応できるケースがほとんどです。
立ち会い時に気をつけること
服装と安全対策
工事中の現場を訪問する際は、長袖・長ズボン・スニーカーなど動きやすい服装で行きましょう。ヘルメットや安全靴は業者が貸してくれることが多いですが、事前に確認しておくと安心です。サンダルやヒールでの現場入りは危険です。
写真を撮っておく
工事前と工事完了後の現場写真を撮影しておきましょう。万が一、隣家から「解体工事で壁を傷つけられた」などのクレームが入った際に、証拠として役立ちます。特に工事前の隣家側の状態(壁、塀、カーポートなど)は必ず記録しておいてください。
まとめ
解体工事で施主が立ち会うべきタイミングは、工事前の現地確認と完了時の引き渡しの2回が最重要です。毎日通う必要はありませんが、この2回だけは省略しないでください。遠方の方は写真報告を依頼するか、代理人をお願いしましょう。
株式会社心和では、遠方にお住まいのお客様にも写真付きの進捗報告を行っています。立ち会いが難しい場合でも安心してお任せいただける体制を整えておりますので、お気軽にご相談ください。